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キャリボ風防 LP

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コンセプト
『遊びに+αで持っていける、身軽で自由なプチキャンプギア』

どんな趣味にも自然に溶け込み、
年代・性別を問わず、気軽に外時間を楽しめる相棒として再定義したデザインを目指しました。
ターゲット

・ターゲットの拡張(40〜50代男性 → 全世代・全性別へ)

従来は男性中心のユーザー層に偏っていたため、
⟶ 明るくナチュラルな世界観
⟶ 柔らかい色味と余白を活かしたレイアウト
⟶ ハード系に寄りすぎない写真選定
を行い、女性ユーザーやライト層も手に取りやすいトーンへ刷新。



・ミニマム装備の価値を訴求

釣り・ツーリング・登山など、すでに荷物が多くなるアクティビティにおいて、
「さらにギアを増やしたくない」という潜在ニーズに応えるため、
小さい・軽い・全部できる。をわかりやすく視覚化しました。



・使用シーンを広げる導線設計

朝のコーヒー/ちょい調理/プチ焚き火
など「生活感のあるアウトドア」を想起させる写真・コピーで、
初心者でも自分事化しやすいLP構成を目指しました。



・選べる2タイプの分かりやすい訴求

単品/シャッターセットのどちらも
自分のスタイルに合わせて持ち物を最適化できる
という「軽量+自由」路線が伝わるよう、丁寧に比較・説明を配置。

制作期間
2025/10/30-2025/11/06
担当範囲
・撮影
・構成
・デザイン
規模
・1人
制作プロセス
1. きっかけ:Meta広告で潜在層にアプローチしたいという相談から始動

本プロジェクトは、社長から
「Meta広告を使って、これまでリーチできなかった潜在層にもアプローチしたい」
という相談を受けたところからスタートしました。

これまで当商品のPRは、Instagramでのインフルエンサー施策・広告で展開していましたが、
認知の広がりに限界が見え始めていました。
加えて、現在のLPは約3年前に制作したもので、
Meta広告と相性の良い感情を動かす導線設計や
幅広いターゲットに刺さるビジュアルが必要だと判断し、LPリニューアルに着手しました。



2. ターゲット設定:あえて全年齢・全性別に振り切る

社長からの要望は
「年齢制限なし・性別制限なし・とにかく広く届けたい」
という明確な指示がありました。

従来は40〜50代男性の購入比率が高く、無骨なデザインで訴求していましたが、
潜在層を狙うには視覚・感情面も含めて大きく方向を変える必要がありました。

・すべての年齢層が自分ごと化しやすい
・ナチュラルでやわらかい世界観
・性別に依存しない色・写真・余白の使い方

を主軸に、トーン&マナーを再構築しました。




3. 訴求ポイントの再整理:身軽さ × 初心者フレンドリー × 自由な使い方

キャリボ風防の最大の強みである
「身軽さ」「簡単さ」「初心者でも扱いやすい」
という価値は従来どおり全面に押し出しました。

今回はさらに、
決まった使い方に縛られない自由さ
を中心に据えて構成しています。

釣り・ツーリング・登山・ピクニックなど、
様々な外遊びと相性がいいアイテムではあるものの、
LP内ではあえて細かいシーンを限定せず、
幅広い人が自分の生活の中でどう使えるかを自由に想像できる余白を残しました。




4. ビジュアル設計:ナチュラル × 季節感で感情に訴える構成

今回は、購買心理を動かすために、感情導線を強めた構成にしました。

デザインポイントは以下の通り:
・桜や青葉=春〜夏の「外で遊びたい季節」を連想
・自然光による軽やかな印象
・金属製ギアのハードさを和らげるナチュラルトーン
・手で持つ写真で“コンパクトさ”を視覚的に訴求

特に、桜や新緑を使用したのは、
「ギアが最も動く季節のワクワク」を思い出させるためです。

また、現在は物価高で娯楽品の購入ハードルが上がっている背景も踏まえ、
必要か/不要かの思考より先に、
「こういう時間ほしいな」という感情が生まれるよう、
冒頭は使用イメージから始めています。




5. 情報導線:感情 → 理解 → 比較 → 安心 の順に構成

今回のLP構成は以下の流れで設計しました:
1. 使用イメージで感情を動かす(朝のコーヒー/小さな焚き火)
2. 軽さ・便利さの魅力を視覚的に伝える
3. 風防・五徳・小窓・ハンドルなど機能紹介で理解促進
4. 単品・シャッターセットの違いを丁寧に比較
5. SNS投稿紹介で信頼感を補強
6. FAQで購入前の不安を解消し、離脱を防ぐ

特に比較セクションは、ユーザーが間違えて購入しやすい商品なので丁寧に作成しました。
成果
これから広告を回す段階なので、まだ成果は出ておりません。
学び
1. ターゲット拡張はトーン刷新が最重要

従来の男性ユーザーだけに向けた競合デザインから離れ、
誰でも手に取りやすいトーンにすることで、
商品の印象がここまで変わることを実感しました。



2. 情報整理の丁寧さがLPの離脱率を左右する

特に 2タイプの購入導線は誤って買われると大きなクレームになるため、
ユーザーの行動を想像しながら比較・注意喚起を入れたことは大きな学び。



3. ギアの重さ・硬さを、写真と色で中和できる

メタル製品はどうしても無骨・男性向けに見えがちですが、
自然光・緑・手のカットを使うことで、
印象をやわらげ、女性ユーザーにも届く表現にできた。



4. LPは「世界観 → 信頼 → 機能」の順が伝わりやすい

最初に感情を動かし、中盤で情報を整理し、
最後にFAQで不安を解消する流れが、
買っても後悔しないLPには必要だと再確認しました。
LP
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